診療予約Q&A

質問
予約がなくても診察・検診が受けられるの?
回答
気になる症状がある方、症状がなくても受診したい方。
予約していなくても診察できますので、思い立ったら…直ぐにご来院ください。
質問
どのような診療の予約ができるの?
回答
診療科や指定医ごとに診察予約ができます。
複数の診療科(乳腺科・甲状腺・婦人科)の同時予約も可能です。
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乳腺・マンモトーム生検

Breast・Mammotorm biopsy

乳がん検診のご案内

12人に1人がかかる乳がん障害に乳がんを患う日本人女性は現在12人に1人(※1)といわれています。 乳がんは、早期発見・早期治療を行えば9割以上の人が治るといわれており、健診を受けることと自己チェックをすることが重要です ※1)国立がん研究センターがん対策情報センターより

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問診

受付にて問診表に記入します。しこりや痛みの他に妊娠出産歴や既往歴などを記入していただきます。

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マンモグラフィ

病衣に着替えて撮影室に移動します。
撮影室で病衣から検査衣に着替えていただきます。
技師が問診を行い、しこりなどがある場合は直接触れて、位置・大きさ・硬さなどを確認することがあります。
女性技師が撮影いたします。

診療放射線技師/川原里佳・中﨑琴美
検診マンモグラフィ撮影認定放射線技師

main-2 撮影

当院では一般的に上下方向から押さえる撮影と、やや斜め方向から押さえる撮影の2方向撮影を行います。撮影時は乳房を引っ張り出して圧迫をかけていきます。痛みの感じ方は個人差がありますので、痛みが最小限になるように様子を見ながら圧迫します。
この時できるだけリラックスして力を抜くことも圧迫による痛みを軽減するコツです。
マンモグラフィ時に乳房を圧迫する目的は大きく分けて2つあります。

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1.線量を少なくする
マンモグラフィは乳房の厚みに応じて線量を調整するようになっている為、被爆量をできるだけ少なくする為に圧迫して乳房の圧迫を均等にする必要があります。
だいたい1cm押さえられれば使用する線量が半分ですむといわれています。

2.組織を広げ病変をはっきりとさせる
乳房を圧迫せずにそのまま撮影すると脂肪・血管・乳腺などの乳房内にある組織が重なり合い、腫瘤や石灰化などの病変がぼやけたりして診断が困難になることがあります。
圧迫して組織を全体的に広げ、厚みを均等にすることで病変がはっきりします。
被爆量
マンモグラフィのX線は肺を撮影するようなX線とは異なり、乳房とその周辺の一部にしか届きません。マンモグラフィ1回の被爆量は、私達が普段の生活で宇宙や大地から浴びている自然放射線の世界平均の爆量の1/7です。

検査時期
しこりが触れるなどの、症状がある場合にはすぐに来院されたほうが良いです。
生理前は乳房にはりがでて触診で硬く触れる場合があるため、検査目的に来院される場合は、乳房が柔らかく張りや痛みがない生理後4~7日目頃をお勧めします。

注意
・撮影の際、大胸筋という筋肉も一緒に挟むため、脇の下に触れます。
・金属の入った制汗スプレーなどは写真に写りこむ場合がありますので診察日は使用を控えてください。
・妊娠中や、炎症により痛みが激し圧迫できない方はマンモグラフィ撮影を行わない場合があります。

撮影時間
撮影自体は5分程度ですが、検査衣に着替えて撮影過程全てが終了するまで15分。追加撮影を行った場合は30分程度の時間がかかります。

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視触診(乳腺)

視診では、乳房の大きさ・形・皮膚の色・へこみやただれが無いか、乳頭に皮膚のただれや陥没がないかをみます。
触診では乳房内にしこりや硬い部分がないか、乳頭分泌物がないか、また、腋窩(わきの下)にしこりがないかをみます。
※これはマンモグラフィや超音波ではわかりにくい病気の発見には視触診がとても重要となります。

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超音波検査(乳腺)

まず乳房にジェルをつけ、プローベを乳房にあてて、乳房だけでなく腋窩(わきの下)などのリンパ筋まで検査を行います。
終了後は看護師が温かいタオルでジェルを拭き取ります。

超音波検査は検査時の痛みがなく人体への害が非常に少ない検査で、マンモグラフィではカバーしにくい、腫瘍の内部構造などがわかります。場合によっては超音波で位置を確認しながら穿刺吸引し針生検などを行います。

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乳がんになりやすい人・部位

乳がんの過半数がエストロゲンなど女性ホルモンが関係しているため、ひとたび乳がんになるとエストロゲンを栄養にして、がん細胞が増殖してしまうことから次の危険因子があげられます。

□ 初潮が早い(10歳以下)
□ 閉経が遅い(55歳以上)
□ 未婚(30歳以上)
□ 高齢初産
□ 出産経験がない
□ 家族に乳がんがいる
□ 肥満
□ 良性の腫瘍がある(あった)
□ ホルモン療法の経験がある(あった)

乳がんの発生部位

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自己検診の方法

自己検診は月に1回行うのが基本です。
生理が始まって5~7日目位が乳房が最もやわらかく、しこりを発見しやすい時期です。反対に、生理前は乳腺がはっていてわかりにくくなります。また閉経後は、毎月同じ日に行うようにしましょう。

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鏡を見ながらチェック

鏡の前に立ち、バンザイをしたり腰に手を当てたりして、しっかり観察を行いましょう。

□ 乳房の左右差はないか(大きさ・形・色など)
□ 皮膚のくぼみ・ひきつれ・腫れはないか
□ しこりはないか
□ 乳頭のただれや向きの変化・陥没はないか

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触ってチェック

3~4本の指をそろえ、指の腹を使って「の」の字を書くように動かしながら、滑らすようになぞっていきます。入浴時に石けんやオイルなどつけて行うと、なめらかになり凹凸も触れやすくなります。

□ しこりや硬い部分がないか(わきの下までチェック)
□ 分泌物がないか

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あおむけでチェック

背中にタオルなどを敷き、乳房が平らになるようにして(肋骨に乳房をのせるようにして)乳房やわきの下など、全体的に観察を行いましょう。

乳房とは

乳房は乳腺と脂肪組織と支持組織から成り立っています。
乳腺はミルクを作り分泌する働きを持つ「小葉」と、ここで出来たミルクを出口(乳頭)まで運ぶ「乳管」に分かれています。この乳腺を支えているのが支持組織で、その間に脂肪組織があり乳房のふくらみを形づくっているのです。

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乳腺の病気

【良性の種類】

乳腺炎

授乳期に多い病気です。ミルクがたまり過ぎたり、乳頭の傷から細菌が侵入して起こり、乳房が赤く腫れたり、熱くなり痛みもあります。治療は抗生物質などで炎症を抑えます。また炎症が強く膿がたまった時は切開・排膿する必要があります。

乳腺症

30~40代の女性によく起こり、乳腺の病気の中でも最も多い良性の病気です。これはホルモンの影響による生理的なもので、症状はしこり・乳房の痛み・分泌物などあり、特に生理前後に症状が変化するのが特徴です。よって、治療の必要はありません。

のう胞

乳腺の中に、液体のたまった袋ができている状態で、しこりのように触れることがあります。原因は不明ですが、超音波検査を行えばすぐに分かり、のう胞と確認できれば治療の必要はありません。

線維腺腫

若年から中年女性によくできる良性の腫瘍です。触るとクリクリとよく動くのが特徴です。しこりが小さければ切除する必要はありませんが、急に大きくなったり、細胞診や画像診断で悪性を疑うときは、切除する必要があります。

葉状腫瘍

しこりの発育が早く、線維腺腫よりも大きいしこりを形成しやすいものです。基本的には良性ですが、悪性化することもあり切除する必要があります。また切除後に、再発する可能性もあります。

乳管内
乳頭腫

乳管の中にできる良性の腫瘍です。症状は主に乳頭から血性の分泌物が出たり、しこりとして気づくこともあります。時にがんとの区別がつかない場合もある為、詳しい検査が必要となります。

石灰化

何らかの原因で乳房の一部にカルシウム等が沈着したもので、マンモグラフィーでは白く見える影です。大きく目立ったものはほとんどが良性ですが、小さいものがたくさん集まっている場合は悪性を疑う場合があります。

女性化
乳房

男性の乳房が発育し、形状が女性の乳房のようになる病気です。薬の副作用などで出現することもありますので医師に相談してください。
【悪性の種類】

乳がん

乳腺内にできる悪性腫瘍です。
しこりが触れる場合、がんは石のように硬いことが多く、良性の場合はゴムボールのように弾力がある場合が多いです。
周りの組織に癒着しているため、触っても動きにくいです。また症状の例として、しこり・分泌物(血性)・乳頭の陥没・皮膚のくぼみ・痛みなどさまざまであるため、自分で判断せずに専門医に診てもらいましょう。
また男性でも女性同様、乳がんになることがあります。発生頻度は女性の約1/100程度です。
乳がんは大きく分けて下記の3つに分けられます。

  1. 1. 非浸潤がん

    がん細胞が乳管ないし小葉内に限局している状態です。
    しこりを生じたり、乳管に沿って周囲に拡がる事はありますが、周囲組織を破壊しないため、原則的に転移を起こすことはありません。

  2. 2. 浸潤がん

    乳管や小葉の壁を破り周囲に浸潤している状態です。
    早期にリンパ管や血管内へ転移を起こしたり、乳管の走行に沿って広い範囲に拡がるなど、症例によって進展の様式はさまざまであります。

  3. 3. パジェット病

    乳頭や乳輪部の表皮内をがんが浸潤する特殊なもので、乳頭の湿疹やびらんを生じます。

    この3つ以外にも、まれな症例として「炎症性乳がん」があります。とても特殊ながんで、乳房全体が赤く腫れ熱を感じるタイプで、しこりの有無も分からず進行が速いため治療は困難です。

診断方法

穿刺吸引細胞診
(ABC)

しこりに直接針を刺して、細胞を採取する検査です。針は細く短時間で終了しますが、刺入時に痛みを生じます。

組織診
(CNB)

細胞診より太い針でしこりに直接針を刺して、組織を採取する検査です。細胞診より太い針を使うため、局所麻酔を行います。この検査によって、しこりの確定診断がより可能とります。

生検
(プローべ)

しこり、またはその一部の組織片を手術で切除し、がん細胞の有無を病理学的に顕微鏡検査で調べる方法です。石灰化を伴う場合は、手術前に針を刺して位置づけをしてから切除します。

乳管内視鏡・造影

異常分泌がある時、乳管内の病変の有無を診るために行われる検査です。
乳管造影はまず、分泌の出る乳管口を専用の針で広げ造影剤を注入し、マンモグラフィを撮影します。
また内視鏡も造影と同じように乳頭を広げ内視鏡を挿入し、直接観ることができます。

乳がんと診断されたら

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手術前検査内容

当院での検査・・・採血・検尿・心電図・レントゲン・CT・呼吸機能検査
他院での検査・・・MRI・骨シンチ・PET・循環器受診
検査内容については、一人一人に合わせて行うので多少異なります。

術式の選択法

乳房の手術は原則として遠隔転移の所見がない場合に行います。
わきのリンパ節への転移の有無とは独立して考え、あくまでも乳房内におけるがんの拡がりを見極めて術式を決定していきます。

【乳房に対する手術】

乳房温存術

しこりを中心に、乳房を部分的に切除する手術。
多少の変形を伴いますが、乳房のふくらみを保つことができます。また転移や再発防止のために、リンパ節郭清と手術後の放射線治療をセットで行うこともります。

適応
しこりの大きさが3cm以下
がんが広範囲に拡がっていないもの
放射線治療が可能であること
ご本人が希望する場合
※適応外でも温存希望があれば、術前・術後治療を検討し実施することもできます。

円状部分切除術

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しこりを含め周辺2~3cmの範囲を円状に切除する方法です。

メリット:乳房の変形が小さくてすみます。
デメリット:切除範囲が狭いため、がん細胞を取り残す可能性があります。

扇状部分切除術(1/4切除法)

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しこりを中心に扇状に乳房の1/4を切除する方法です。

メリット:切除範囲が広いため、がんを取り残す可能性は減ります。
デメリット:乳房の変形が大きくなります。

腫瘤摘出術

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しこりの部分だけを、小さくくり抜くように切除する方法です。

メリット:乳房の変形はわずかで良性の場合はほとんどが、この方法で摘出します。
デメリット:円状部分切除術と同じです。

乳房切除術

がん細胞の拡がりが大きいなど、がんのタイプや進行度によって温存術ができない場合に行う手術。あるいは温存術を望まれない方に勧められ、乳房を全体的に切除する手術です。リンパ節については、センチネルリンパ節生検だけで終わる場合もあれば郭清を行うこともあります。

胸筋温存乳房切除術(非定型的乳房切除術)

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最も一般的な手術で乳頭・皮膚を含めた乳房を切除し、胸筋を残す方法です。

メリット:再発の危険性が低くなります。
デメリット:腕の浮腫やしびれが出ることもあり、乳房を失うので精神的ダメージも大きいです。

胸筋合併乳房切除術(定型的乳房切除術)

乳房・胸筋のすべてを切除する方法です。
最近では、ほとんど行われなくなった方法です。

【リンパに対する手術】

リンパ節郭清術

乳がんの場合は、乳房に最も近いわきのリンパ節に最初にがん細胞がたどり着くのでリンパ節郭清を行います。

郭清の程度は外側から(わき側)順にリンパ節が含まれる脂肪と一緒に切除することで、その中に埋まっているリンパ節を探し、がん細胞があるかどうかを検査します。

センチネルリンパ節生検

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がんがリンパ節転移を起こす場合、一定のリンパの流れによって転移することがわかってきました。
わきの下にあるリンパ節の中で、乳がん細胞が最初に到着するリンパ節を「センチネルリンパ節(見張りリンパ節)」と呼びます。ここにがんがなければ、そこから先のリンパ節への転移がないと判断し、不必要なリンパ節郭清を避けることができます。そこで、身心への負担をできる限り軽くするために、始まった検査であります。

適応
しこりの大きさが2~3cm以下
あきらかなリンパ節への転移がない
本人の同意が得られている
方法
手術前日にラジオアイソトープという放射線物質や色素を投与(注射)
します。術中、着色またはRIが検出されるリンパ節を迅速病理に提出し、がん細胞の有無を確認します。

手術後の治療方法

手術で切除した組織を詳しく調べることを病理検査といい、その検査でがん細胞の特徴(拡がり方・顔つき)が分かり次第、医師とともに患者さんはもちろんご家族の方を含め、相談したうえで決定していきます。

1.

放射線療法

手術の際、十分に残すことなくがん細胞を取ったつもりでも、目に見えない小さながん細胞が残っている可能性があります。そのため放射線を当ててがん細胞をたたき、再発を防ぐために行う治療法です。主に乳房温存術を行って残った乳房、わきのリンパ節転移の多かった部分、皮膚転移のあった部分などに当てます。
1日1回10分程度を5~6週間通院します。局所治療のため、ほとんど有害反応はありませんが放射線が当たった皮膚が炎症を起こしたりします。また「放射線宿酔」といって、食欲低下や疲れやすかったりすることもあります。

2.

化学療法

乳がんの再発のリスクと、その他の因子を元にいくつかの薬剤を組み合わせて、「がんの芽」を摘み再発の可能性を下げるために行う治療法です。
薬剤の種類や個人差もありますが、約6ヶ月間行い通院も可能です。また副作用もさまざまで多いのは、吐き気や嘔吐、白血球の減少、便秘や下痢、無月経そして脱毛などあります。
最近では、乳房温存を希望するために術前化学療法も増えています。

【術前化学療法とは?】
手術前にある程度進行した乳がんに対して、抗がん剤を使う治療法です。この治療の最大の利点は、しこりを小さくし、乳房温存術の可能性を大きくすることができます。また、薬剤に対する感受性(薬が効くかどうか)を知ることができ、術後の治療に役立ちます。しかし効果には個人差があり、すべての人が温存術を受けられるというわけではないので、医師と相談しながら行いましょう。

3.

ホルモン療法

乳がんのように、女性ホルモンががん細胞を増殖させる援軍となっている場合もあるため、この女性ホルモンの働きを抑える治療法です。基本的に5年間、続けます。
副作用はほとんどありませんが、更年期障害に似た症状が出たりします。

・抗エストロゲン剤・・・・・乳がん細胞に到着したエストロゲンの働きを阻害する。
・LH-RHアゴニスト製剤・・・卵巣におけるエストロゲンの生合成を促す脳下垂体のホルモンの働きを抑え、エストロゲンの分泌を低下させる。
・アロマターゼ阻害剤・・・・脂肪組織などのエストロゲンの生合成を阻害する。
・プロゲステロン製剤・・・・他の薬が効かない時、使用する。

乳がんの進行度

ステージ 10年生存率 特徴

早期乳がん

0 ~95% nyu-1

極めて早期の乳がん。非浸潤がんと呼ばれ、転移しないと考えられているもの。触ってもほとんどわからない。

1 ~90% nyu-2

しこりの大きさが2cm以下のもので皮膚・筋肉などに浸潤していない状態。
リンパ節には転移していない。

2 ~80% nyu-3

A
しこりの大きさが2cm以下でわきのリンパ節への転移が疑われない。
しこりの大きさが2~5cmでリンパ節への転移がない。

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B
しこりの大きさが2~5cmでわきのリンパ節への転移が疑われるもの。
しこりの大きさが5cm以上でリンパ節への転移がない。

局所進行乳がん

3 ~60% nyu-5

A
しこりの大きさが5cm以下でわきのリンパ節への転移が多いもの。
しこりの大きさが5cm以上でわきのリンパ節への転移がある、または疑うもの。

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B
しこりの大きさに問わず胸骨傍リンパ節への転移がある。
しこりの大きさに問わず皮膚から出ている状態。

進行乳がん

4 ~25% nyu-8

遠隔臓器への転移が認められる状態。 (骨・肝臓・肺・脳など) 鎖骨上リンパ節への転移も含む。

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手術後のケアについて

リハビリ

手術後、少しでも早い時期からのリハビリを行うことが望ましいです。リハビリの目的は創の回復を促進させたり、胸や腕の痛みに伴った運動障害を回復させ、日常生活が支障なく過ごせるようにすることです。また手術側の腕の循環をよくし、腕のだるさや痛み・浮腫を予防するという効果をもたらします。手術前のように動けなくても、焦らずに少しずつ出来ることを増やしていくようにします。
くれぐれも、頑張り過ぎないようにしましょう。

リンパ浮腫

手術でリンパ節郭清を行うと、リンパ浮腫が起こりやすくなります。リンパ管が分断されリンパの流れが悪くなり、そのため、行き場を失ったリンパ液などが手や腕に残り、浮腫となってしまいます。
リンパ浮腫の多くは比較的早い時期に起こりますが、数年たってから出る人もいます。

リンパ
マッサージ

浮腫予防にはマッサージが有効的であるため、手先から心臓の方向へ手のひらでさするようにマッサージしてください。また機械によるマッサージ(メドマー)もあります。しかし、腕に痛みや炎症など出てきたら中止してくだい。

手術後の
日常生活での
注意点

基本的には手術前と変わらない生活を送ることができます。が、いくつかの注意があります。

○手術した方の腕に負担をかけ過ぎない
 ・長時間重いものをもたない
 ・採血・注射・血圧測定は出来るだけ行わない
 ・けがや火傷、虫刺されなどに注意する
○屋外では日焼け対策を十分に行う
○運動や旅行をするときは、体力に合わせて無理をしない
○肥満は乳がんの高リスクに入るので、脂肪分を摂り過ぎない

乳腺 – Q&Aよくある質問

質問
検診(検査を含む)の費用はどのくらいかかりますか?
回答
検診(検査)の内容によって異なりますが、数千円です。 詳細はお電話にてお問い合わせ下さい。
質問
生理中でも検診(検査)はできますか?
回答
できます ただし、乳腺は女性ホルモンの影響を受けています。排卵から生理が始まる頃まで乳腺が硬くなったり痛みを感じたりします。マンモグラフィ撮影は乳房を圧迫するため乳房がはっている時期を避けたほうがいいでしょう。生理が終わって、2~3日から10日ぐらいのなるべく乳房が柔らかい時期に検査することをおすすめします。
質問
検査の結果はその日にわかりますか?
回答
マンモグラフィ・超音波検査・視触診については、検査所見を総合してその日に説明します。症状・所見によっては詳しい検査(針細胞診検査等)を行うことがあります。その場合は、結果がでるまでに5~7日程かかります。
質問
検査の時間はどのくらいかかりますか?また、予約はできますか?
回答
検査・診察全ての所要時間は、約50~90分です。当院では予約受付も行っております。前日までにお電話でお問い合わせください。(完全予約ではございません。)
質問
授乳中・妊娠中でも検査できますか?
回答
授乳中また妊娠中の方は、検査の前に診察を行います。その上で必要な検査、相応しい検査を先生と相談していただきます。
質問
入院して治療(手術)をする場合、日数と費用はどのくらいかかりますか?
回答
個人差がありますが、14~30日程の日数を要し、費用は概算で20~25万円程です。

マンモトームとは?

ma-1 米国で開発された画像ガイド下で使用する乳房専用吸引式組織生検システムです。 乳房内の病変に約3~4mmほどの針を刺し、組織を吸引・採取する画像装置(マンモグラフィ)を用いて、 しこりとして触れる事ができない病変から組織を採取する器機のことです。石灰化等、マンモグラフィでしか病変が認められない方や、超音波でしか病変が認められない方に有効な検査です。 従来、石灰化に対しては科学的生検で3cm程度の傷だったのに対し、マンモトームは0.3~0.4cmの傷で検査が可能です。

マンモトーム生検の特徴

  • 傷痕は、5mm以下の小さな傷です。
  • 縫合の必要はありません。
  • 乳房の変形はありません。
  • 生検時の痛みはありません。
  • 30分程度の検査で、入院も不要です。
  • 一回刺入で確実な診断ができます。
マンモトームと従来の外科的生検の比較
マンモトーム生検 外科的生検
傷痕 0.3~0.4cmma-2マンモトーム生検の傷痕 3cm程度ma-3外科的生検の傷痕
縫合 不要 必要
痛み ほとんどない 場合によりあり
変形 なし 場合によりあり
入院 不要 場合により必要

マンモトーム生検の流れ

1
ステレオガイド下マンモトーム生検

主にマンモグラフィで認める石灰化病変に対してマンモグラフィを撮りながら 石灰化をターゲットとして組織を採取します。

2
超音波ガイド下マンモトーム生検

超音波で認めるしこりに対して、超音波を見ながら組織を採取します。

マンモトーム生検で採取した組織
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マンモトーム生検の方法

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検査中の注意事項とお願い

01

検査中は乳房を圧迫したままになるため、少々痛みがありますのでご了承ください。

02

精密な位置決めを行う検査ですので、最初イスに座った時に最もリラックスできる姿勢がとれるようにすることが 大変重要です。少しでも窮屈な時や姿勢がつらい時などは決して遠慮せずにお伝え下さい。

03

ポジションが検査のすべてを左右するほど重要なものですから、少々時間がかかってしまう場合や、 何度か圧縮し直さないといけない場合がありますのでご理解ください。
また、検査終了まで顔の向き・腕の位置などはできる限り動かさないようにしてください。

04

検査時、何回かX線がでますが、体の健康に影響の出るレベルではありません(1年間に自然界から受ける 被爆量の25分の1程度です)ので、ご安心ください。

05

麻酔を行いますので痛みは感じませんが、緊張等のために気分が悪くなる方がいらっしゃいます。少しでもおかしいと思ったら我慢せずに早めに申し出てください。その時点で検査を中断いたします。しばらく別室で休んでいただいて、体調が戻れば検査を再開します。

06

生検用針を乳房から抜き、生検部位を10分間手でおさえて圧迫止血し、傷口はテープで止めます。糸で縫う必要はありません。

マンモトーム生検 – Q&Aよくある質問

質問
生検当日の入浴は?
回答
生検当日は、入浴は控えてください。
質問
運動は?
回答
1~2週間は、生検部位を、圧迫帯かスポーツブラで固定しておきます。 その間、日常生活には全く支障ありませんが、激しい運動は控えてください。
質問
検査結果は、どれくらいでわかるのですか?
回答
検査の結果は、約1週間でわかります。
質問
生検中に痛みを感じたら?
回答
生検前に痛み止めを注射しますので、痛みを感じる事はありませんが、 万一痛みを感じた場合は遠慮せず医師に伝えてください。
質問
生検後、生検をした部位は痛いのでしょうか?
回答
念のため痛み止めの薬が処方されますが、強い痛みを感じる事はないでしょう。
質問
傷痕はどの程度になるでしょうか?
回答
1~2ヶ月程度でほとんど目立たなくなります。