3Dマンモグラフィ(トモシンセシス)
- 質問
- 3Dマンモグラフィー(トモシンセシス)のメリットはなんですか?
- 回答
- 日本人女性の乳房には高濃度乳腺(乳房が厚いためマンモグラフィーでしこりが見つけにくい乳腺のことです。)が多く、従来のマンモグラフィー(2D画像)では乳腺の重なりで隠れて見えなかった病変が、3Dマンモグラフィー(トモシンセシス)でスライスして撮影することにより確認することができます。また、しこりの形、スピキュラ(ひげ状)などの確認も容易に行うことができます。

2016年6月より、3Dマンモグラフィ(トモシンセシス)撮影を使用した自由診療を開始いたしました。それに伴い、鹿児島で先駆けとなる最新鋭の乳房X線撮影(マンモグラフィ)装置を導入しました。
◯マンモグラフィ検査についてマンモグラフィとは、乳がんを診断する方法のひとつで、乳房専用のレントゲン装置です。視触診にマンモグラフィを加えることで、ごく小さなガンも早期に発見できます。
◯当院のマンモグラフィ装置について被検者の立場にたって、最小限の被ばくで負担の少ない検査を実現したシーメンス社(ドイツ)製のマンモグラフィ装置を導入しています。

従来までは、乳房を挟んで撮影をした一枚の画像(2D画像)で診断をしておりました。当院では、2Dに対して、乳房のボリュームデータを用いた3D(トモシンセシス)撮影を行っています。
トモシンセシスとは、Tomography(断層)とSynthesis(統一、合成)という意味の言葉を組み合わせた、新しい断層技術です。

シーメンスヘルスケア株式会社
装置のヘッド部分(X線管)だけをー25°~+25°の50°の範囲で動かしながら25回の撮影を行い、3Dのボリュームデータを取得した後に、スライス画像(断層画像)を再構成します。
画像提供:シーメンスヘルスケア株式会社
最新のデジタル受像システムを搭載しており、これまでにない低被ばくで撮影ができます。
◯痛みの少ない圧迫機構!マンモグラフィ検査では、乳房を圧迫し、薄く平らにして検査を行います。圧迫は痛みを伴う場合もありますが、がんの早期発見にはとても重要です。
当院のマンモグラフィ装置は、個々の乳房に合わせて最適に圧迫を行うしくみを搭載しており、痛みを最小限に抑えながら精度の高い診断が行えます。
画像提供:シーメンスヘルスケア株式会社
3Dマンモグラフィ – Q&Aよくある質問
- 質問
- 撮影方法は?
- 回答
- 通常のマンモグラフィーと同じように乳房を圧迫して行います。
2方向撮影(全部で4回圧迫します。)で検査し、1回の圧迫時間が20秒〜30秒と通常よりも長くなります。
- 質問
- 痛みはありますか?
- 回答
- 通常のマンモグラフィーと同程度の痛みは発生します。
圧迫時間が長い為、痛みを強く感じる方もいらっしゃいます。
- 質問
- 値段はいくらになりますか?
- 回答
- 自費診療 : 14,960円(税込)
- 質問
- 3Dマンモグラフィ(トモシンセシス)の検査をしていればその他の検査をしなくても安心ですか?
- 回答
- 超音波検査でしか同定することのできない乳がんもある為、
3Dマンモグラフィ(トモシンセシス)にすると全て分かるというわけではありません。
- 質問
- 結果はすぐに分かりますか?
- 回答
- 後日になります。
精密検査は、結果通知後になります。
- 質問
- 豊胸手術(シリコン挿入)、ペースメーカーなどを挿入していても検査できますか?
- 回答
- 豊胸手術(シリコン挿入)を行っている場合は、シリコンの破損の恐れがある為、原則撮影は行っていません。
ペースメーカーやポートの場合は、挿入していない方の乳房のみ撮影可能です。
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