当院では2007年8月よりマンモトームRを導入いたしました。
マンモトームとは?
米国で開発された画像ガイド下で使用する乳房専用吸引式組織生検システムです。
乳房内の病変に約3~4mmほどの針を刺し、組織を吸引・採取する画像装置(マンモグラフィ)を用いて、
しこりとして触れる事ができない病変から組織を採取する器機のことです。
石灰化等、マンモグラフィでしか病変が認められない方や、超音波でしか病変が認められない方に有効な検査です。 従来、石灰化に対しては科学的生検で3cm程度の傷だったのに対し、マンモトームは0.3~0.4cmの傷で検査が可能です。
マンモトーム生検の特徴
- 傷痕は、5mm以下の小さな傷です。
- 縫合の必要はありません。
- 乳房の変形はありません。
- 生検時の痛みはありません。
- 30分程度の検査で、入院も不要です。
- 一回刺入で確実な診断ができます。
マンモトームと従来の外科的生検の比較
| マンモトーム生検 | 外科的生検 | |
|---|---|---|
| 傷痕 | 0.3~0.4cm![]() |
3cm程度![]() |
| 縫合 | 不要 | 必要 |
| 痛み | ほとんどない | 場合によりあり |
| 変形 | なし | 場合によりあり |
| 入院 | 不要 | 場合により必要 |
マンモトーム生検の流れ
マンモトームには2種類の検査方法があります。
ステレオガイド下マンモトーム生検
主にマンモグラフィで認める石灰化病変に対してマンモグラフィを撮りながら 石灰化をターゲットとして組織を採取します。
超音波ガイド下マンモトーム生検
超音波で認めるしこりに対して、超音波を見ながら組織を採取します。
マンモトーム生検の方法
- マンモグラフィで撮影します。
- 病変をマンモグラフィで見ながら、乳房に生検用針を刺入します。
- 生検用針の自動吸引装置が組織を吸引します。
- 必要に応じて生検部にクリップ(約2mm)を残します。
- 傷痕はほとんど目立ちません。
検査中の注意事項とお願い
- 検査中は乳房を圧迫したままになるため、少々痛みがありますのでご了承ください。
- 精密な位置決めを行う検査ですので、最初イスに座った時に最もリラックスできる姿勢がとれるようにすることが 大変重要です。少しでも窮屈な時や姿勢がつらい時などは決して遠慮せずにお伝え下さい。
- ポジションが検査のすべてを左右するほど重要なものですから、少々時間がかかってしまう場合や、 何度か圧縮し直さないといけない場合がありますのでご理解ください。 また、検査終了まで顔の向き・腕の位置などはできる限り動かさないようにしてください。
- 検査時、何回かX線がでますが、体の健康に影響の出るレベルではありません(1年間に自然界から受ける 被爆量の25分の1程度です)ので、ご安心ください。
- 麻酔を行いますので痛みは感じませんが、緊張等のために気分が悪くなる方がいらっしゃいます。少しでも おかしいと思ったら我慢せずに早めに申し出てください。その時点で検査を中断いたします。しばらく別室で休んで いただいて、体調が戻れば検査を再開します。
- 生検用針を乳房から抜き、生検部位を10分間手でおさえて圧迫止血し、傷口はテープで止めます。糸で縫う必要はありません。
Q&A よくあるご質問
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- Q 生検当日の入浴は?
- A 生検当日は、入浴は控えてください。
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- Q 運動は?
- A 1~2週間は、生検部位を、圧迫帯かスポーツブラで固定しておきます。
その間、日常生活には全く支障ありませんが、激しい運動は控えてください。
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- Q 検査結果は、どれくらいでわかるのですか?
- A 検査の結果は、約1週間でわかります。
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- Q 生検中に痛みを感じたら?
- A 生検前に痛み止めを注射しますので、痛みを感じる事はありませんが、 万一痛みを感じた場合は遠慮せず医師に伝えてください。
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- Q 生検後、生検をした部位は痛いのでしょうか?
- A 念のため痛み止めの薬が処方されますが、強い痛みを感じる事はないでしょう。
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- Q 傷痕はどの程度になるでしょうか?
- A 1~2ヶ月程度でほとんど目立たなくなります。


